新しいニュースをご覧ください

NEXTPAY ニュース

 NEXTPAY ニュース

新しいニュースをご覧ください

K-スタートアップの夜…シリコンバレーの「K-パワー」が一堂に会した


「オープンAIの設立理念は『人類のために技術を利用することを促進すること』です。この点を狙い、私たちがオープンAIと協力すれば、国内の事業者の90%を占める小規模事業者に生活の中で人工知能(AI)を活用できるように支援できると説得しました。」

カリフォルニア州サンマテオの「ザ・モーガン」アパート内にある会場で13日(現地時間)開催された、シリコンバレーを代表する韓国系ベンチャーコミュニティ「82スタートアップ」が主催した「AIの夜(Unlocking AI Innovation)」イベントでは、オープンAIからの招待を受けてアメリカを訪れたネクストペイメンツのチ・グァンチョル代表は、「自社がなぜオープンAIに選ばれたと思うか」という質問に対してこう答えました。ネクストペイメンツは、先月8日からオープンAIの技術を活用したAIフードオーダーアシスタント「ミューズ(MZZZ)」をリリースしたリテールテック企業です。同セッションに参加したスリープテック企業のエースリップのイ・ドンホン代表は、「スリープテックの専門家である我々と協力すれば、16時間の活動時間に8時間の睡眠時間を組み合わせて24時間作動する『AI秘書』を作ることができる」と提案し、「オープンAIは、AIを用いて人類の生産性を高める企業であり、睡眠こそが生産性であるとも言われている」と述べました。

生産性AIのリーディングカンパニーであるオープンAIは、国内の14社のスタートアップを招待し、来る14日に彼らのピッチ(事業説明)を聞く予定です。これらの14社は、総勢200以上の応募企業の中からオープンAIの1次選考を受けた企業であり、オープンAI訪問後、そのうち10社が最終的な協力パートナーとして選ばれる予定です。この日のサンマテオで開催された「AIの夜」は、熾烈な戦いを前にしたスタートアップたちの前夜祭であると言えるでしょう。



そのイベント会場は、14のスタートアップ関係者と中小企業庁など関連部局の関係者、そしてシリコンバレーの地元の韓国系起業家やベンチャー投資家200人以上が集まっていました。スタートアップ企業たちは地元の韓国系投資家の前で自社のビジネスを簡単に紹介し、韓国系ベンチャー企業家とアメリカ進出に関する経験を交換する機会も得ました。

シリコンバレーで最も有名な韓国系ベンチャーキャピタルであるGTF Venturesの代表であるウム・ジェフン氏は、「実際、シリコンバレーの雰囲気はあまり良くありません。いくつかの大手テック企業の市場価値が増えると錯覚が生じるかもしれませんが、依然としてベンチャー投資は難しく、特にAIとは関係のないビジネスはさらに困難な状況です。」と述べました。しかし、彼は「私が初めてこの地で投資を始めた時、韓国系投資家たちが集まるとピザを一枚注文して一切れずつ分けて食べればいいという程度でした。30年が経過した今、韓国系の方々がこれほど多くなり、(困難な時期でも)良い成果を上げられると思います。」と述べました。

中小企業庁の創業ベンチャー創新室長でもあるイム・ジョンウク氏も、「私も次世代の韓国系パワーが強力に成長しているという感触を受け、国内外のベンチャー交流プログラムを多く開催する」とし、「今では韓国企業が海外に進出するだけでなく、海外の優秀な人材や企業を韓国に引き付ける『インバウンド』についても考えなければならない時期です。」と述べました。


その日のイベントでは、AI技術に関する将来展望のセッションも開かれました。GoogleやAdobeなどの現地ビッグテックに在籍する韓国人が登壇し、現場の雰囲気を伝えました。Adobe所属のチョン・ヒョンジュン氏は、「実際、生成型AIが登場してから開発者の需要が減りました。元々開発者30人のうち20人がモデルトレーニングに没頭していましたが、今は5人で十分です。」と述べました。これは、過剰だったエンジニアに対する需要が変化していることを意味します。テック業界はAIを「大量殺傷兵器」と見なし、「大量情報操作兵器」としても見なしており、開発段階から安全を考慮した新しい技術開発原則がビッグテックで適用されていることも指摘されました。

オープンAIに選ばれたスタートアップは、翌日のピッチに対する抱負を述べました。学生や新人看護師向けの教育用システムを開発している「DKドメイン」のイ・ドンギュン代表は、「韓国では看護の分野に対する認識が低く、投資がうまくいっていなかったが、オープンAIに行って技術を宣伝したい」と述べました。サンフランシスコ駐在の林正澤総領事は祝辞で、「今後、K-スタートアップのグローバル化を積極的に支援する」と述べました。



オーロラ記者 aurora@chosun.com